子どもが寝たあとの時間は、自分の自由時間。
子育てをしていると、そんな言い方を見かけることがあります。
もちろん、子どもが起きている時間に比べれば、自分の意思で使える時間ではあります。
でも、共働きで子育てをしている我が家にとっては、その言葉に少し違和感があります。
子どもが寝たあとに時間がゼロになるわけではありません。
ただ、その時間は「余った自由時間」というより、家事の残りを片付けたあとに始まる時間で、しかも何かをやろうとすれば結局睡眠を削ることになる時間でした。
今回は、共働き育児の夜がどんなふうに過ぎていくのか、そして「子どもが寝たあとが自由時間」という言葉に、なぜ少し違和感があるのかを書いてみます。
子どもが寝たあと、すぐ自由時間が始まるわけではない
我が家は、子どもが寝るのがだいたい19時半ごろです。
ここだけ切り取ると、「夜はまだ長いし、そこから自分の時間が取れそう」に見えるかもしれません。
でも、実際にはそこからすぐ自由時間になるわけではありません。
大人の夕飯を食べて、食器を片付けて、食洗機を回して、保育園関係の細かい片付けをして、風呂に入る。
そういうものを一通り終えると、だいたい22時を過ぎています。
つまり、子どもが19時半に寝たとしても、そこから2時間半くらいは普通に家のことをしているわけです。
夜の時間がゼロなわけではないけれど、「子どもが寝た瞬間から自分の時間が始まる」感覚とはかなり違うんですよね。
以前、平日の流れを記事にしたことがあるのですが、我が家の夜はだいたいこんなふうに進みます。
1歳児育児中の共働き家庭、平日はこんな感じです【リアルな1日のスケジュール】 でも書いた通り、子どもが寝たあとに待っているのは、まず自由時間ではなく「まだ終わっていない家事」です。
夜にやりたいことは、ちゃんとある
もちろん、子どもが寝たあとにやりたいことはあります。
趣味の時間もほしいし、ブログ作業もしたい。
資格の勉強も進めたいし、アニメやドラマも消化したい。
少しだけ横になって仮眠したいと思うこともあります。
やるべきことではなく、やりたいこととして思い浮かぶのはこのあたりです。
逆に言うと、風呂や片付けは必要だからやっているだけで、別に「よし、今日は食器を片付けるぞ」と思っているわけではありません。
だから本当は、22時過ぎにようやく座れた時に、そこから少し自分のための時間を使いたいんです。
何かひとつでも進められたら、今日はちょっと満足だったなと思える気がします。
でも、その時間の自分はもうだいぶ眠い
問題は、その「やっと使えそうな時間」が始まる頃には、もう自分がかなり眠いことです。
子どもは朝が早いので、こちらも平日は6時前後には起きます。
睡眠時間としては、本当は22時くらいには寝ていた方が体には合っているんだろうなと思っています。
でも現実には、22時を過ぎてからやっと座れる日が多い。
そこから趣味をやるか、ブログを書くか、勉強するか、あるいは少しぼーっとするか、という話になるので、そもそもスタート時点で無理があるんですよね。
特に勉強やブログみたいに、机に向かって頭を使うことは夜だとかなり非効率です。
2時間取ったつもりでも、体感としては30分くらいしかちゃんと動いていないことがあります。
子どもが生まれる前の自分に伝えたい。資格は取っておけ でも書いたのですが、子どもが生まれてからまとまった勉強時間を取るのは、思っていた以上に難しくなりました。
「今日は勉強しよう」と思って過去問を開いたのに、気づいたら寝るつもりだった時間までそのまま寝ていたこともあります。
テレビも横になって見ているとそのまま寝落ちしがちだし、ゲームも集中力が続かなくて思うように楽しめないことがあります。
やりたいことがないわけではなく、時間が全くないわけでもない。
でも、その時間をちゃんと使えるだけの体力や集中力が、もう残っていない。
これが、子どもが寝たあとの時間に感じる一番大きな現実かもしれません。
夜の自由時間は、余った時間ではなく「睡眠を削って作る時間」だった
子どもが寝たあとに自分の時間があるかと聞かれたら、ゼロではありません。
でも、その時間は「余った自由時間」というより、睡眠を削って作る時間に近いです。
何をやるにしても、結局削られるのは睡眠です。
勉強をすれば寝る時間が遅くなる。
ブログを書けば寝る時間が遅くなる。
趣味を楽しんでも寝る時間が遅くなる。
少しぼーっとしてから寝ようと思っても、結局寝る時間は後ろにずれます。
だから夜の自由時間って、自由時間というより、
「今日の睡眠をどこまで削って、何をやるか選ぶ時間」 に近いんですよね。
これは別に、共働き育児が不幸だとか、夜に何もできないという話ではありません。
ただ、「子どもが寝たあとに自由時間がある」という言い方をそのまま受け取ると、少し実感とズレるなと思っています。
休日の時間も含めて「親が回復できる時間って思ったより少ないな」と感じる感覚は、共働き子育て家庭の休日は休みじゃない。土日が回復日にならない理由 を書いた時にもかなり近いものがありました。
夜が少しだけ楽になるのは、家事の残りが少ない日
じゃあ、夜が少し楽になるのはどんな日か。
これはかなり単純で、子どもが寝たあとにやることが少ない日です。
例えば、食後の皿の片付けがほぼ終わっている日。
「今日は風呂は翌朝でいいや」と割り切れる日。
そういう日は、夜のスタート地点が少し前にずれます。
逆に、夜のしんどさの大きな原因は、自由時間の短さそのものというより、自由時間の前に家事が残っていることなんだと思います。
洗濯は、我が家では集めて回して乾燥機に入れるだけなので、そこまで大きな負担ではありません。
でも、皿の片付けや食後の処理みたいな「今ここでやらないと終わらないもの」が残っていると、それだけで夜の体感はかなり重くなります。
最近は、夜に全部を期待しすぎないようにしている
以前は、子どもが寝たあとに「ここからが自分の時間だ」と思っていました。
勉強もしたいし、趣味もやりたいし、ブログも進めたい。
せっかく静かな時間なんだから、ここで取り返さないと、という感覚もあったと思います。
でも今は、夜にそこまで期待しすぎない方がいいのかもしれない、と思うようになりました。
もちろん、夜しかできないことはあります。
実際、趣味やブログ作業を夜にやる日もあります。
ただ、夜の時間は思っている以上に眠気の影響を受けるし、無理に詰め込めば結局翌日がしんどくなることも多いです。
だから最近は、「子どもが寝たあとに何かできたらラッキー」くらいの気持ちでいた方が、少し楽です。
自由時間があるかないかで言えば、たしかにあります。
でもそれは、思いきり好きに使える余白というより、家事と睡眠のあいだにある、細くて不安定な時間なんだと思います。
子どもが寝たあとが自由時間。
たしかに間違いではないのかもしれません。
でも、共働きで子育てをしている我が家にとっては、その自由時間は、思っていたよりずっと自由ではありませんでした。


コメント