妻が第2子を妊娠し、つわりが始まってから、わが家の生活はかなり変わりました。
それまで妻が普通にやっていた家事が急にできなくなり、特に夕方以降はほとんど動けない日も増えました。炊飯のにおい、玉ねぎや肉を炒めるにおい、水道水のにおいまでつらくなり、「何を食べるか」より前に「何なら家の中で扱えるか」を考える毎日です。
正直、最初の私は「とりあえず自分が家事をやればいいんだろう」くらいに思っていました。でも実際に生活してみると、全部を同じように頑張ればいいわけではなく、夫が優先して引き取るべき家事と、そうでもない家事がありました。
今回は、実際につわり中の妻と過ごす中で感じた、夫が優先してやるべき家事を体験ベースでまとめます。
つわり中は「今まで通り」が通用しない
つわりは単なる体調不良ではありません。
風邪のように数日で治るものではなく、何週間も続くことがあります。
また、その日によって症状が大きく変わることもあります。
昨日は大丈夫だったことが今日はできない、ということも珍しくありません。
まずは「今までと同じようにはできない」という前提を持つことが大切だと感じました。
優先順位が高かった家事
子どもの世話
わが家では1歳の子どもがいます。
つわり中は、抱っこや追いかけること自体が大きな負担になります。特に夕方以降は妻がほとんど動けない日もあり、保育園のお迎えからお風呂、夕飯、歯磨き、寝かしつけまで、できるだけ私が担当するようにしました。
子どもの相手は「少し休めば終わる家事」と違って、途中で止めにくいのが大変なところです。だからこそ、つわり中に夫が優先して引き取るべきことの一つだと感じました。
保育園のお迎えからお風呂、夕飯、寝るまでの流れは、つわり中でかなり変則的になりましたが、普段のわが家の平日ルーティンについては別の記事にもまとめています。
「1歳児育児中の共働き家庭、平日はこんな感じです」
食事の準備
つわりが始まってから一番難しかったのが食事でした。
「何が食べたい?」と聞いても、本人にもわからないことが多く、その日の体調によって食べられるものが変わります。
わが家の場合は、比較的酸味のあるものが食べやすかったようです。
また、一度に食べられる量がかなり減ったため、3食しっかり食べるというよりも、少量を何回かに分けて食べることが増えました。
食事を用意する側としては大変ですが、「昨日食べられたから今日も大丈夫」とは限らないことを実感しています。
また、わが家では夕方以降に妻の体調が落ちることが多く、子どもの夕飯の準備も含めて「誰が何を作るか」をその場で考え直す日が増えました。大人の食事だけでなく、子どもがすぐ食べられるものを用意しておくことも、つわり中はかなり大事だと感じています。
想像以上だった臭いつわり
つわりというと「食べられない」「気持ち悪い」というイメージを持っていましたが、実際に一緒に生活してみると、臭いの影響は想像以上でした。
わが家では、
- たまねぎを切っているだけでつらくなる
- 肉を炒める臭いで気持ち悪くなる
- ご飯が炊き上がる臭いでもつらくなる
という状態でした。
正直、たまねぎを切っているだけでつらそうな反応が返ってくるとは思っていませんでした。
ハンドソープの香りも受け付けない状態で、使えるのはビオレの無香料タイプだけでした。
洗い物も、食器を洗うことはもちろん、キッチンへ行くだけでもつらそうなので、食べ終わったら食器はそのまま置いておいてもらい、片付けから洗い物まで全て担当しました。
ゴミ出しなどの臭いが発生しやすい家事はできるだけ私が担当するようにしました。
つわりというと「食べられない」というイメージを持っていましたが、実際には生活のあらゆる場面で臭いとの戦いになることを知りました。
薬をもらっても「元通り」にはならなかった
妻はつわりの症状が重く、仕事を続けることが難しくなりました。
最終的には医師に相談し、傷病休暇を取得することになりました。
その際に吐き気止めも処方してもらいました。
薬を飲めばすぐに楽になるのかと思っていましたが、実際はそうではありませんでした。
確かに調子の良い日は少し効いているように見えることもありましたが、症状を完全に抑えられるわけではありません。
薬を飲んでいても、
- 料理の臭いがつらい
- 気持ち悪さが続く
- 食べられるものが限られる
といった状況は変わりませんでした。
私自身、薬をもらったと聞いたときは「これで少し安心かな」と思っていました。
しかし実際には、症状を和らげる助けにはなっても、普段通りの生活に戻れるわけではないことを知りました。
そのため、「薬を飲んでいるから大丈夫だろう」と考えるのではなく、引き続き家事や育児をサポートしていく必要があると感じています。
家事より大事だったこと
実際に過ごしてみて感じたのは、家事を完璧にこなすことよりも、「休める環境を作ること」の方が重要だということです。
部屋が少し散らかっていても問題ありません。
洗濯物がすぐに畳まれていなくても生活はできます。
一方で、無理をして症状が悪化すると本人は本当に大変です。
家事の完成度よりも、妻が休めているかを優先した方が良いと感じました。
夫側も無理をしすぎない
一方で、夫がすべてを完璧にこなそうとすると長続きしません。
仕事をしながら育児と家事を担うのは想像以上に大変です。
便利なサービスや市販品に頼ったり、家事の優先順位を下げたりしながら乗り切ることも必要だと思います。
特に私は、子どもの食事を妻に頼り切りだったため、妻がキッチンに立てなくなってからは子どもの食事とおやつにてんやわんやしていました。
でもレトルトに頼っていい、朝はパンと冷凍のおかずだけでも大丈夫、おやつはバナナ・ヨーグルト・レーズンパン、と食べてもらえる物がわかってきてからは楽になっていきました。
今では子ども用と大人用の味付けに分けた炒飯を作ったり、それまで作ってこなかったお味噌汁を作ってみたり……少しずつですが家事のスキルが上がっていっています(笑)。
つわり中は家事だけでなく、保育園からの呼び出しや子どもの体調不良にどう対応するかも含めて、夫婦の役割分担を見直す必要がありました。わが家が「子どもが発熱したら誰が休むか」をどう決めているかは、別の記事にまとめています。
「保育園で発熱したら誰が休む?我が家が決めたルール」
おわりに
つわりの症状や家庭の状況は人それぞれです。
わが家でも今なお試行錯誤が続いています。
ただ、ひとつ確実に言えるのは、「今まで通り」を求めないことが大切だということです。
これからも夫として何ができるのかを考えながら、家族で乗り越えていきたいと思います。
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